ブログ

花よりどら焼き?

三の丸スクエアの花壇は、フラワーボランティアさんがお手入れをしてくれています。
今年の冬は暖かかったからでしょうか。パンジーが咲いてにぎやかです。
サクラソウは先週の積雪にも負けずに、新しい蕾をつけて花を咲かせています。

IMG_1307

ところで、三の丸スクエア奥にある甘味処「如水庵」福岡城店では、どら焼き『日本号』が
大人気だそうです。これは、母里太兵衛が名槍『日本号』を飲み取ったときの大杯に見立てたもので、
最近話題の「刀剣女子」を中心に土日では列をつくることもあります。

近くにお出での際にはこちらにもお立ち寄りください✿

IMG_1296

IMG_1298


お堀の住人 カモの1日

上之橋付近ではカモが気持ちよさそうに泳ぎ、福岡城址は和やかな朝を迎えます。

IMG_1060

今日は探訪館付近の見回りをしてくれていました。

IMG_1065

舞鶴公園の平和を守る影の存在なのカモ(!)しれません。


太平洋戦争を経て生まれた「平和の丘」

今月6日に福岡国際マラソン選手権大会が行われました。
国際マラソンは、今年で第69回を迎える歴史ある大会です。
毎年12月の第1日曜日に開催され、発着点を福岡城内にある平和台陸上競技場としています。

IMG_1229
<平和台陸上競技場西側>

ところで、平和台陸上競技場の
“平和台”とは、もともと地名だったわけではありません。どこから来たのかご存知ですか?

1871年の廃藩置県により福岡藩は消滅します。福岡城も明治政府に接収され、最初は県庁、
その後は陸軍歩兵連隊・第24連隊の本営が設置されました。
福岡連隊の跡
<舞鶴公園の北側にある福岡連隊跡記念碑>

太平洋戦争後には進駐軍のための宿舎の建設が予定されていたのですが、
昭和23年の第3回国民体育大会の福岡県開催にあわせ、大正-昭和時代の体育指導者であり、
当時福岡国体事務局長だった岡部平太が、この地にスポーツ競技場の建設を提案、了承されました。
「スポーツは平和の証明。平和のウテナ(台)として守っていきたい」として
「Peace-Hill(平和の丘)」つまり「平和台」と命名されたのです。

<平和台球場跡地のフェンスパネル「平和台と現代」より抜粋>

img0626
「画像提供:福岡市」「撮影者:Fumio Hashimoto」

国体と同年に福岡城は舞鶴公園として開園し、市民に開放された城跡公園となりました。
舞鶴公園は、平和を願った場所だったのですね*


平和台野球場

舞鶴公園内、福岡城址の三の丸に位置し、鴻臚館跡として囲われている あの場所。
 IMG_0933

かつて西鉄ライオンズが本拠地としていた球場跡でもあるんです。
球場だった時の名前は、平和台野球場。
その始まりは今から60年以上遡って
1949年12月18日、プロ野球の巨人軍対阪神タイガースの試合を開催して
開場(球場開き)しました。
西鉄ライオンズが平和台球場を本拠地としたのは1952年のこと。
ライオンズのオーナー企業が西鉄から太平洋クラブ、クラウンライターと
移り変わってからも使用され続けました。
少しずつ球場の整備が進行するとともに、西鉄の成績は上昇!
西鉄は1956年から1958年まで巨人に勝って日本選手権三連覇を成し遂げました。
特に、西鉄が三連敗後の四連勝で逆転優勝した1958年の選手権は
後々までファンや関係者の語り草となっているようです♪
ところが、1978年、西武に買収された際にライオンズは埼玉へ移転。
九州から球団が一時無くなる事になりました。
1988年に南海ホークスがダイエーに譲渡され、本拠地を福岡に移転。
「福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)」の誕生です\^^/
しかし、ホークスを福岡に迎える前年、1987年の12月。
球場外野席改修工事の際の発掘調査で、鴻臚館の遺構が発見されていました。
ダイエーは球団の買収・移転当初からドーム球場の建設を計画しており、
福岡ドーム(現・ヤフオク!ドーム)が完成すると、
平成5年のシーズンから本拠地を移しました。
平和台球場がプロ野球本拠地としての役目を終えたのは1992年10月1日。
ダイエーホークス対近鉄バッファローズ戦が、この地で最後のプロ野球公式戦となりました。
そして1997年、歴史公園として整備するために、その幕を降ろしたのこと。
ご来館くださる方々の中にも、平和台球場が懐かしいと言う方が少なくありません。
球史に残る数々の名勝負が展開され、
多くの人々に愛されてきたんですね(❃´ω`❃)
明治通り添い、上之橋のすぐ横には平和台球場のモニュメントがあります。
あの日に想いを馳せながら、ぜひ探してみてください♪

IMG_0920

 

《参考文献》
福岡市史編集委員会 編「新修 福岡市史特別編 福岡城~築城から現代まで~」福岡市


博多祇園山笠

774年の伝統を誇る「博多祇園山笠」。
毎年7月に行われる福岡・博多を代表するお祭りで、
博多の総鎮守・櫛田神社にまつられる素戔嗚尊(祗園宮)に対して奉納される神事。
国の重要無形民俗文化財でもあります。
博多祇園山笠といえば、雄壮豪快な動の山笠「舁き山(かきやま)」と
絢爛豪華な静の山笠「飾り山」ですね。それぞれの魅力が語り継がれています。
7月1日から15日まで、市内14カ所に高さ10数メートルの「飾り山」が立ち、
重さ約1トンもある「舁き山」が博多の街を駆け抜け、街は祭り一色に染まります。
その始まりは1241年、疫病除去のため、施餓鬼棚(せがきだな)に乗って
祈祷水(甘露水)をまいて回ったことだそう。
さて、そんな山笠の中に見つけてしまいました。
今年・2015年の十一番飾り山笠“名槍寿祝宴(めいそうことぶきのしゅくえん)”
DSCF7653
福岡藩祖・黒田官兵衛とその家臣・母里太兵衛です!
筑前今様「黒田節」でも有名な、母里太兵衛が大盃の酒を飲み干すことで
福島正則から名槍日本号を貰い受けた逸話を表しています。

DSCF7650
太兵衛は槍と盃をしっかりと握っていますね(^^)

DSCF7649
こちらは綿帽子を被って勇ましい官兵衛です*

ちなみに飾り山、櫛田神社を向いた面が「表」、その裏側を「見送り」と呼びます。
十一番飾り山笠の表は母里太兵衛の“名槍寿祝宴”ですが、
その見送りは「勇蜂躍動勲(ゆうほうやくどうのいさおし)」。
クラブ創設20周年を迎えたアビスパ福岡を題材としていました。
キャナルシティ博多で見ることが出来ます。

三の丸スクエアでは現在、企画展示コーナーにて
旧母里太兵衛邸長屋門のあゆみ・その保存修理工事について知ることが出来ます。
福博文化・山笠を楽しんだ後は、
福岡城・鴻臚館 案内処 三の丸スクエアにも、ぜひ足をお運びください✿


大濠公園

池・公園といえば・・・?
すぐに大濠公園が浮かんだあなた、れっきとした福岡市民です(^^)b
浮かばなかった方はぜひ、一度足を運んでみて下さい。
大濠公園は遥かむかし、草ヶ江まで広がる入り江、海でした。
福岡藩初代藩主・黒田長政が、江戸時代の初めに現在の舞鶴公園に新城を築城。
西側にある入り江を利用して、お城の大堀としました。
昭和2年に開かれた東亜勧業博覧会を機に、この大堀の造園工事を行ない、
昭和4年、開園。これが大濠公園のはじまりです。
大きな池は、海とお堀の名残なんです(´ω`*)
福岡市のほぼ中央に位置する、日本でも有数の水景公園。
公園内には、池の周辺約2kmの周遊道、野鳥の森、児童遊園、
能楽堂、日本庭園、4つの橋で結ばれた中の島や浮見堂、
ボートハウスやスターバックス等を配し、市民の憩いの場として親しまれています。
当館にあるプロジェクション立体地図では、舞鶴・大濠公園とその周辺の地形が
過去~現在、どのように変化してきたのかを投影していますので、ぜひ一度ご覧下さい。

IMG_0377

IMG_0829


福岡城と博多どんたく港まつり

5月3日(日)~5月4日(月)は博多どんたく港まつり!
国内最大級の動員数を誇る福岡市民のお祭りです♪
「どんたく」とは、オランダ語の休日・安息日を意味する
「ゾンターク」に由来します。
パレードの先頭を行くのは、馬に乗った
福神・恵比須・大黒の三福神と稚児の行列。
どんたくの源流である「松ばやし」の一団です。
博多の松ばやしは、平安時代
平清盛の子・重盛の霊を慰めるために始まったそうです。
江戸時代には正月15日に
福岡藩の藩主を表敬するための年賀行事として行われ、
町衆が歌舞をはやしながら上之橋を通って福岡城へ。
目指した場所は三の丸にある
御下屋敷(お殿様の御屋敷)内にあった能楽堂。
なんと今まさに、三の丸スクエアの建つ敷地です(✽ ゚д゚ ✽)
この場所で藩主から祝儀が下され、無礼講に酒肴も振舞われました。
その後一行は下之橋を通って街を祝い回ったそうです。
華やかなパレードは戦後に始まったとのこと。
時代とともに変化し、
古きと新しきが共生する「博多どんたく港まつり」。
知れば知るほど素敵なお祭りですね(*´ω`)*゜
(画像提供:福岡市)
matsubayashi


二重史跡

少しずつ暖かくなって来ましたね(^^)
四季折々の自然が満喫できる舞鶴公園は
福岡市の中心・天神からも徒歩15分とアクセスも快適です♪
そんな舞鶴公園は江戸時代に築かれた「福岡城」と

下之橋御門

古代の外交使節団の迎賓館「鴻臚館」の

鴻臚館

歴史が重なる、全国的にも珍しい二重史跡です!
当案内処では、鴻臚館と福岡城、更には近代・未来までを
ハイライトでパネルを通してご紹介しています。
史跡と緑が融合するオアシス舞鶴公園。
この地に重なる時の流れにロマンを感じますね*゜