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福岡城の石垣②

福岡城は天守台、本丸、二の丸、三の丸の門など多くの部分が石垣で作られています。その総延長は
3Kmを超え、高さが10mを超えるところもあり、石垣が有名なお城です。石材の一部には「刻印」と
呼ばれる【卍】・【○】・【◇】などの記号が見られるものがあります。石工のサインとされて
いますが、謎なままです。しょうぶ園の近くや下之橋御門のそばでも見ることができます。

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他にも「矢穴跡」と呼ばれる石を加工するためにくさびを打ち込み、石を割った跡があります。

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矢穴跡は色々な場所で見られます。ふとした時に見付けてしまうかもしれませんね(^^)

福岡城址では毎日朝10:30~12:30、ガイドさんと一緒にタブレットを持って歩く、バーチャル時空散歩
ガイドツアーを行っています。こちらに参加する際にも石垣に目を向けていただくと、より深く福岡城址を
お楽しみいただけます。ツアーの詳細はこちらからどうぞ✿


福岡城の石垣①

福岡城内が国の史跡となっているのは、「縄張り」と呼ばれる城郭の形が、石垣や土塁ではっきりと
鮮明に残っているからです。そして石垣とは、敵の侵入を防ぐものとして石を積み上げて壁とした
もののこと。一見同じに見える石垣ですが、大きく2種類に分けられます。

まずひとつ目に、
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「野面積み」
未加工の自然の石を積み上げた石垣ですで、石の形に統一性がありません。そのため、隙間や出っ張り
ができ、敵に登られやすいという欠点がありますが、排水に優れ頑丈です。技術的に初期の石積法です。

ふたつ目は
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「割石積(打込接)」
表面に出る石の角や面を叩き、石と石の隙間を減らして積み上げる方法です。隙間には間詰石が詰められました。福岡城で一般的な石垣です。

それに加えて石垣隅の積み方
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「算木積み」
長方形の石材を1段毎に方向を変えて積み上げたものです。

石垣にも色々な種類があるのですね(^^)
お散歩や城内散策の際にはぜひ石垣にも目を向けてみてください✿


中秋の名月を前に

かつて福岡城には、47の櫓があったと言われています。
その中のひとつ、月見櫓は本丸東側に存在していました。
今では、月見櫓跡と書かれた石碑(昭和43年建立)だけが残っています。
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月見櫓のすぐ下には水の手と呼ばれた池があり(現在は野球場)武人たちは、
月見櫓から水の手に映る月を愛でていたそうです。何とも風流ですね♪
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(写真は、「福岡城むかし探訪館」内の模型。赤丸のところが月見櫓)

長政公や家臣たちはどのような思いで月を眺めていたのでしょう。
福岡城の時代に思いを馳せながらのお月見もすてきですね。
2016年の中秋の名月は9月15日(木)です。


江戸時代から多くの人が通った下之橋御門

(伝)潮見櫓と並ぶ下之橋御門。

この門は、江戸時代に建てられ、上之橋が参勤交代など公式の門に対して、下之橋は、殿様が生活するお館への出入口であり、国表の奥方様のお里帰りやお城に仕える女中さん達の出入口でもありました。

明治時代に上層部が消失、そして平成12年不審火で半焼しましたが、平成20年に本来の姿といわれる形で復元されました。

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下の写真は、今年の「どんたく」の5月4日に、松ばやしの行列が下之橋御門から入って来る様子です。
「どんたく」は元々、新しい年に祝福をもたらす芸能で、新年に藩主を訪れる習わしでした。
昔も、今と変わらず賑やかに、城内に入ってきていたのかもしれませんね。

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また、三の丸スクエアには、下之橋御門の復元鯱を展示しています。
海外の方々にも大好評で、復元鯱と一緒に記念撮影される方が多くいらっしゃいます。
三の丸スクエアにお越しの際は、一緒に記念撮影してみてはいかがでしょうか。

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今や福岡城の顔?(伝)潮見櫓

福岡市の繁華街 天神から、明治通りを西に向かい下の橋を過ぎたあたりから、お濠の左手に見えるのが(伝)潮見櫓です。

観光案内の本やさくらまつりなどのチラシの写真として登場することが多いなどから、この(伝)潮見櫓を見かけて“ここお城?”と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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「(伝)」と付く理由は、従来、潮見櫓と称されてきましたが、近年の調査で別の櫓であることが分かったためです。

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櫓内は、通常公開されていませんが、さくらまつり期間中などに特別公開することがあります。
櫓の窓から見える、桜並木もとても綺麗ですよ。
次回公開の際は、是非、中をご見学くださいね。

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名島門の一日

三の丸スクエアのそばで、静かにたたずむ「名島門」
この門を毎日多くの人が行き来しています。
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朝夕は、通勤通学の方たち。日中は、国内外の観光客の皆さんや散策を楽しまれている方たちなど。
人だけではありません!お散歩中のワンちゃんやお濠のカメさん達も行き来していますよ。

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さて、この「名島門」福岡市指定文化財だということをご存知でしょうか?
元は名島城の脇門で、黒田長政が居城を福岡城に移すときに、家臣の林掃部に下げ渡され邸宅の門として使用されていたものです。
きっと、昔からさまざまな出来事を、静かに見守ってきたのでしょうね。
名島門を通る機会があれば、少し足を止めて歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

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<6月26日、名島門上空をブルーインパルスが飛行しました>


ようこそ、千三百年の歴史の地へ

現在、鴻臚館跡は、平和台野球場の跡地に添ったフェンスで囲まれた状態にありますが、
その周囲にはパネルが掲示されており、鴻臚館、福岡の偉人群像及び
平和台の名前の由来や平和台野球場と現代について知ることができます。

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黒田官兵衛、長政はもちろん、幕末の福岡藩士や先日載せた岡部平太についての
パネルもありますよ♪

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この地を歩いた偉人たちは、どのような景色を見ていたのでしょうか*
舞鶴公園で、時の重なりを感じてみませんか?


福岡城の再建に、参加しませんか?

大河ドラマで話題になった黒田官兵衛。
彼が築城に関わった福岡城は、
日本でも有数の規模を誇る城郭であり、福岡の歴史を語るうえで欠かせない、貴重な史跡です。

福岡市では、この貴重な史跡を保存・活用していくため、
「福岡城跡整備基本計画」を策定し、福岡城の整備を進めていくこととしています。
そして、福岡市のシンボルとなる福岡城の整備に際しては、行政のみならず皆さまと
一体となって進めていくことで、「私たちの福岡城」として、より愛されるお城に
していきたいと考えています。

今後の福岡城整備のための資金として「福岡みんなの城基金」を設置し、皆さまへ
寄付等の協力を呼び掛けています。

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黒田24騎の一人で、福島正則から名槍日本号を飲み取ったという「酒は飲め飲め…。」
の筑前今様で知られる豪傑母里太兵衛。彼の子孫の邸宅に構えられてた「旧母里太兵衛邸長屋門」は、
昭和の時代に現在の場所へ移築されましたが、今回福岡城の復元整備の一環として保存修理工事が行われ、
今年の4月に完成しました。

三の丸スクエアでは現在、企画展示コーナーにおいて「整備のいま」のパネルを展示しています。
旧母里太兵衛邸長屋門のあゆみ や保存修理工事についても、こちらを通してその様子を知ることが
できますよ♪
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また、当館にある「氏名入り芳名版」をご覧になったことはありますか?
寄付先に「福岡城整備基金(福岡みんなの城基金)」をご選択、
かつ1万円以上寄付くださった方のお名前を掲示させていただいております(^^)

他にも、寄付金額に応じた記念品がご用意してあります!

「福岡みんなの城基金」は、ふるさと納税の一つとして設置しているため、
寄付金額に応じて、所得税および市民税の控除対象となります。

福岡城整備基金(愛称:「福岡みんなの城基金」)
皆さまの寄付により「私たちの福岡城」が復元されます。
福岡城の再建に、ぜひご参加ください∩^ω^∩

 

 

【問い合わせ先】
▽福岡城跡整備基本計画、福岡城整備基金(福岡みんなの城基金)について
 大規模史跡整備推進課 (TEL)092-711-4784 (FAX)092-733-5537
▽ふくおか応援寄付の受け付けや手続きについて
 財産活用課 (TEL)092-711-4532 (FAX)092-711-4833


鴻臚館・福岡城バーチャル時空散歩ガイドツアー 4.天守台編

探訪館のブログ「3.本丸」はご覧いただけましたか?
釈迦の間の異見会・腹立てずの会等、
この地で400年前こんなことがあったのかなーなんて、想像が膨らみますね(^^)
さて、ツアーは本丸から、鉄御門(くろがねごもん)へと進みます。
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ここは更に上・天守台に上がるための最後の門にあたります。
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当時は門扉を鉄板で補強し頑丈にしつらえていたのですが、
固く閉じられ、滅多に使用することもなかったそうです。
上の建物が写っている写真も、ツアーの際にお持ちいただくタブレットに現れる画像です。
本物みたいですよね(*´ω`*)
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裏門として用いられたといわれる埋(うずみ)門もありますが、こちらはぜひツアーでご覧ください♪
因みに埋門とは、石垣下部をくりぬいたように造られた門をいいます。
有事の際には上にあった櫓を落としたり、門内を土砂で埋めて、
敵の侵入を防ぐ役割もあったという説もあるそうです。
隣の階段を登っていよいよ天守台へ。
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福岡城には大・中・小の三つの天守台がありますが、
それぞれの天守台への順路は、まるで石塀に囲まれた迷路のよう。
大天守台の高さは標高約36mで、福岡城祉の中で1番高い場所です。
福岡城の築造は1601年、この天守台の石垣工事から始まりました。

前回の探訪館から出題されたクイズ「福岡城跡で一番高い所は?」
みなさんもうおわかりですね。
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答えは、天守台です★

ここでは福岡市の展望もお楽しみいただけます。
もちろんタブレットをかざすと当時の姿を見ることもできますよ♪

大天守台は地下(穴蔵)構造になっており、そこに登ると中心部が凹んでいるのがわかります。
おやおや?何やら石が並んでいますね。。。
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タブレットをかざしてみましょう。
すると、下のような画面が現れました。
天守閣

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石の上に木組みが見えます。

実はこの石、江戸時代から残る礎石です。
そもそも天守台とは、ある建物をのせるための基礎となった石垣のこと。

さあ、ここでクイズです!(`・ω・´)
この礎石の上に建っていたかもしれないと言われる建物は何でしょうか?
未だに謎に包まれる
福岡城のロマンが詰まったあの建物。
その答えは探訪館のブログでご確認ください★

こちらでバーチャル時空散歩ツアーについてのリレー連載、三の丸スクエア分は最後となります。
駆け足でツアーについてご紹介させていただきましたが、
実際に現地で見て話を聞くと、全身で感じるものがあり、老若男女
皆々様が楽しめる内容となっております。
ご予約やお問合せは、福岡城むかし探訪館092-732-4801へ♪

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鴻臚館・福岡城バーチャル時空散歩ガイドツアー 2.表御門編

バーチャル時空散歩ツアーについてのリレー連載、
探訪館からバトンをもらって第2回目です!

東御門跡は櫓が建っていた過去や石垣の話など、見所満載でしたね♪
その後ツアーは二の丸へ進み、途中の扇坂も江戸時代の香りを感じるポイントです。
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二の丸の梅園ではタブレット越しに隠れる黒田八虎(黒田家の精鋭家臣団)探しを楽しみながら
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二の丸から抜ける石段へ。
今日ご紹介するのはこちらです(^^)
江戸時代、ここには北側から本丸に入るための門「表御門」がありました。
表御門(古写真)
バーチャル時空散歩ガイドツアーに参加すると、
現地にて表御門の様子の現在・過去を見ることができます。
表御門(現在)
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この表御門、大正7年に黒田家の菩提寺である崇福寺に払下げられ、
現在は崇福寺の山門として、県の有形文化財に指定されています。
崇福寺の山門
崇福寺は、1240年に太宰府に創建されたお寺ですが、
黒田長政が1600年代に現在地に移して黒田家の菩提寺としました。
境内の奥に広がる墓所に眠るのは、博多の豪商や政治家など、多くの著名人。
黒田如水・長政親子をはじめ歴代藩主6名もそこに眠っています。
唐門は黒田家が福岡城の前に入った名島城(東区)の遺構を利用した、市内に残る最古の唐門だそうです。
黒田家とのゆかりの深さを感じますね(^^)

崇福寺
〒812-0044 福岡市博多区千代4-7-79
福岡市営地下鉄「千代県庁口駅」より徒歩5分

 

さて、バーチャルツアー東御門跡で出されたクイズ「本丸表御門は今どこにあるの?」
その答えはみなさんわかりましたよね?
正解は、「崇福寺」でした★

バーチャルツアーは毎日10:30出発です。
ツアーに参加した後、崇福寺等の福岡観光に行くと、1日しっかり福岡を満喫できますよ∩^ω^∩

そういえばこの表御門、くぐった先には何があるのでしょうか?
春のお花見時期はみんながレジャーシートを広げるあの場所*
答えは、後日、探訪館のブログにて♪

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